M・Kさんインタビュー
『講座についてお尋ねします』
1.授業は実際の仕事で役立っていますか?
はい。自分だけで考えるとどうしても思い込みから離れられないので、複数の人から問題点を指摘してもらうことで、自分の訳を別の観点からも考える癖がついたと思います。
2.実践を通じて役立った指導を具体的に聞かせてください。
観客あるいは視聴者として字幕を見ているだけではわからないさまざまな配慮(同じ言葉の繰り返しは避ける、語尾に気をつけるなど)の大切さを実感しました。
3.講座受講中で楽しかったことを具体的に教えてください。
毎週、前回よりも自分の訳について指摘される数を減らすことを目標にしていたので、それが達成できた回は気分よく家路につきました。
4.講座受講中で辛かったことを具体的に教えてください。
実務翻訳の仕事を続けていたので、納期の厳しい仕事を抱えているときは、課題をきちんと仕上げる時間を捻出するのが大変でした。
★☆プライベートについて☆★
1.翻訳の仕事に携わっていることについて、ご家族はどのように理解されていますか?
常に勉強が必要な実力勝負の仕事なので、励ましてくれます。実務翻訳については内容に興味を示すことはあまりありませんが、字幕はやはり傍で見ていても興味をそそられるようです。
2.翻訳の仕事を請け負った時、どのように工夫して時間を作っていますか?
他のことはすべて後回しにします。
3.翻訳の仕事に役立つためにしていることはありますか?
字幕つきの良い映画をできるだけだくさん見るよう心がけています。
4.プライベートで映画を見るときに気をつけていることはありますか?
あまり字幕に没入するとストーリーを楽しめなくなりますが、ハコの切り方に注意したり、うまい訳を覚えておくようにしています。
5.1日の平均睡眠時間はどのくらいですか?
仕事が楽なときは8時間ですが、忙しいときは完徹もします。
6.普段も翻訳の勉強をしていますか?
実務翻訳も含め、あらゆるジャンルが対象となるので、特定分野についてはお仕事をいただいた時に調べたり勉強したりしますが、特に日本語表現については常に知識を仕入れようと努めています。
7.お使いの辞書は?
一番よく使うのはオンラインの英辞郎ですが、用途に合わせてさまざまな辞書を使っています。
8.将来の目標は?
死ぬまでに一度でいいから劇場で自分の名前が出るのを見られたらいいなと思います。
『トライアルについてお尋ねします』
1.トライアルを受験して感じたことを教えてください。
例えば、どんなところが難しかったでしたか?
短い素材なので、リズミカルに流れるような字幕にするのに苦心しました。
2.トライアルを通過した時、どんな事を思いましたか?
講座に通ったかいがあったと思いました。
『初仕事についてお尋ねします』
1.初めての仕事はどのような内容でしたか?
最初は資料翻訳でした。字幕については、MTVの短いインタビュー番組です。
2.仕事をして感じたことは何ですか?
実務翻訳に比べて、字幕翻訳はとても時間がかかると実感しました。
3.初仕事の依頼を受けた時の気持ちを教えてください。
いくつになっても新しい事に挑戦するのはいいことだなあと感慨にふけりました。
4.実際に授業の課題と仕事ではどこに違いがあると思いましたか?
授業では個々の点について裏づけを求められることはあまりありませんでしたが、実際の仕事ではこれでもかというくらいに(実務翻訳よりはるかに細かく)裏づけが必要な点が一番大きな違いだと思いました。
5.これから字幕翻訳者になろうとする人へ、ご自身が感じたことで結構ですので、アドバイスをお願いします。
和訳の場合は、何より日本語力が大切だと思います。いわゆる教養が短い文章に深みを与えると思うので、常に勉強を怠らない気持ちが必要だと思います。

