映像翻訳(字幕翻訳・吹き替え翻訳・ゲーム翻訳・文書翻訳・通訳翻訳者養成講座/スクール/学校)のワイズインフィニティ
ワイズ・インフィニティの翻訳者養成講座
HOME 映像翻訳とは 当校の特徴 講座一覧 講師紹介 受講生・修了生
無料体験授業 よくあるご質問 資料請求・お問合せ

映像翻訳の現場から コラム第30回「水分補給はこまめに」

段々と暑い日が増えてきた。熱中症にならないよう飲み物で水分補給に留意しよう。飲み物といえば古い作品だが、1991年公開の「ケープ・フィアー」という映画で、劇中の探偵がものすごい物を愛飲している。常にバーボンを正体不明の液体で割って飲んでいるのだが、その液体が原色のピンク色なのだ。僕は映画館で見たのだが、最初にピンクの液体のボトルが映ると、隣にいた外国人が爆笑した。こちらは不気味な物で割っているなとは思うが、なぜお隣さんが笑うのかが分からない。後でネイティブに訊いたところ、その液体は下痢止めなのだと教えてくれた。

今回、改めて確認したが、例の下痢止めはPepto-Bismol/ペプトビズモルという――ペプトビスモルという表記も見かけるが、発音はビズモルと濁るのが正しいようだ。下痢止めと書いたが、アメリカでは胸焼けから消化不良、腹痛、下痢まで胃腸関係の万能薬として一家に一本という薬らしい(日本だと正露丸というところかな)。だから、派手なピンク色と名前をちらっと見ただけで、お隣さんはすぐペプトビズモルだと分かったわけですね。

実際のペプトビズモルの食感はバリウムのそれで、フルーツ味と謳っているがドロっとしたチューインガムのようだとか。薬臭い、湿布臭いと書いている人もいた。あの甘すぎるのが気持ち悪いという意見も。バーボンと混ぜても分離しそうだ。映画ではシロップのようにグラスに注いでいたから、そこはフィクションなのかもしれない。

とんでもない物で酒を割る奴と言いたいのか、二日酔いになる前に胃腸薬で酒を飲む用意周到な男と言いたいのか、演出の意図は分からないが、とにかくいまだに忘れられない飲み物である。

派手な色の飲み物といえば、最近大リーグ中継を見ていると、ベンチやブルペンで選手がピンクやオレンジのペットボトル飲料を飲んでいるのを目にする。あれは何だろうとずっと思っていたのだが、先日翻訳した某作品で謎が解けた。劇中では二日酔いの男にPedialyteを飲めと勧める。何なのかと調べてみると、ペディアライトというスポーツ飲料だと分かった。本来は乳幼児の下痢や嘔吐、発熱の際の水分補給に使われる。スポーツ飲料というより経口補水液が正しいようだ。そして、その色がオレンジやピンク、紫といった派手な色をしているのだ!

スポーツライターの谷口輝世子さんという方が書いていた記事によれば、ペディアライトは他のスポーツ飲料に比べて糖分が少なく、逆に電解質が多いのでアスリートに好まれているらしい。そして、彼らがペディアライトを飲んでいるのがあまり知られていないのは、NFL、メジャーリーグなどがゲータレードと巨額のスポンサー契約を結んでいるからではないかと推測していた。

そうか。ペプトビズモルもペディアライトも、子供に飲ませやすいように派手な着色をしているんじゃなかろうか。「ほら、きれいな色でしょ。これを飲んで元気になろうね」などと言えるようにカラフルにしているという説はどうだろう。ならば正露丸もピンク色にして… いや、勘弁してください!

 

執筆者:風間綾平

字幕翻訳家 大手制作会社のスタッフとして字幕演出に携わりながら1989年に字幕翻訳デビュー。 代表作は「少林サッカー」「ビートルズ・アンソロジー」「アンダーワールド」 「アース」「アドレナリン」 「スペル」「LOST」「イコライザー」「ナイトクローラー」「スティーブ・ジョブズ」「オデッセイ」など多数。 近年は、映像翻訳学校ワイズ・インフィニティにて講師を務め、後進の指導を行っている。

 

バックナンバー

映像翻訳現役受講生の声
通学講座
英語コース
中日コース
韓日コース
クローズドキャプション講座
SST
英語コース
韓日コース
英語コース
通信講座
基礎コース
実践コース
インテンシブコース
インテンシブコースU
中日字幕翻訳コース
韓日字幕翻訳基礎コース
韓日字幕翻訳実践コース
通信SST講座
韓日字幕翻訳インテンシブコース
講座終了後のお仕事
資料請求はこちらから
セミナー・イベント情報
開講中の講座
映像翻訳AtoZ
個別説明会
映像翻訳フォーラム

アクセスマップ 運営会社 個人情報保護方針
ワイズ・インフィニティの翻訳者養成講座
ワイズ・インフィニティの翻訳者養成講座 資料請求・お問合せ アクセスマップ